日本で企画されたらしいプリムスのランタンには、あんまり心惹かれないのですよねと、昨日書いた。その舌の根も乾かぬうちに、お気に入りもあるのですよねという話で、ごめん。
お気に入りは、IP-MBLという、ランタンとストーブの2個1モデル。ランタンとストーブが分解されて収納されていて、使う時に組み立てるというスタイル。その当時、チッコイですよが売り物だったEPIのマイクロスーパーランタンオート(長い名前だ……)の収納ケースが右の緑のものだか ら、2個1で左のケースなら大した物だと飛びついた。総重量も334グラムと軽量な部類。当時ストーブ単体で100グラムはあったが、ランタンで100グラムなんて製品は影も形もなかったのだ。スノーピークの天も衝撃的だったなぁ。
実際にこのMBL、使ってみると、ストーブの五徳は小さめながらソロのクッカーを使うには安定性もあり、十分なもの。2400カロリーという控えめな火力だが、きちんとした風防のお陰もあって風にも強い。ランタンの方は、60W~80W相当で光の回り方が上下を円盤で遮られているため気に なる部分はあるものの割れることのないメッシュホヤなど、機能を考えればナットクのいくものだった。
ところが、キャンプに行く度、マントルが壊れるのですよね。まさに使い捨て状態。なんでだろう? と、あれこれイジッていると、原因がはっきりした。下の円盤とミキシングチューブ(空気とガスが通るパイプ)部分の接続がカシメているだけなので、分解した状態では、ガタガタと揺れる。結果的にホヤなどと接触してマントルが壊れるのです。
サイズの合うナットを捜してきて、留めればいいやと試して
みたのだが、ナットをハメると、今度は組み立てるときにネジを切った部分の長さが足りなくなり、使えない……。ダメダメじゃん。
どうしたものかと、考えあぐねていたある日、アウトドア用品店のストーブ売り場をのぞいてみた。件の展示品のMBLを見てみると、問題部分はキチンとナットで留められ、ミキシングチューブのネジ切りも延長されている。あららっ。改良されてるじゃないの……。
早速、イワタニプリムスさんに電話を入れ、状態を話すと、現品をお送りいただくか、パーツをお送りするので組み込んでいただきたいとのこと。数日のうちにパーツを送っていただき無事使えるようになった。信頼のおけるメーカーさんは大切にしたいものだ。
中古で手に入れられる場合は、この部分をチェックしてみた方がいいかと思う。パーツが現在もあるかどうかは、わからないから。
まぁ、ファミリーキャンプには必要の無いものなのだけど、どこかに潜り込ませておくと、万が一の場合に重宝します。
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