ペンタックスと並んで、長らく愛用しているのがミノルタの一眼レフだ。XD-Sの操作感と質感の良さに惚れ込んだ結果なのだが、気が付けばポロポロと所有機種は増え、一時の中古カメラ屋通いも手伝って気が付けば、かなりのボディが並ぶことになった。XD-Sのサブカメラとして使っているのが、絞り優先オートのXG-Sだ。1979年に発売されたこのカメラは、77年発売のXG-Eの電装系を強化、絞り値直読窓の追加、明るいアキュートマットスクリーンの採用、プレビューボタンを装備するなど、かなりのバージョンアップを果たしている。シャッターボタンはタッチセンサーになっており、触れただけでカメラが測光を始める仕組み。即写性にすぐれたシステムで、これを発展させた機構が、αシリー
ズに至るまで脈々と続くことになる。
絞り優先オートのカメラだから、ファインダー内で絞り値を直読できるのは、なんともありがたい。お気に入りのアキュートマットのファインダーは、とても見やすいものだ。
マニュアル時には、露出計は作動しないため、この辺りをXG-Sの欠点として挙げるユーザーもいるようだけれど、手作業で行う絞りとシャッタースピードを露出計の指示に合わせて決定するという一連の動作を絞り優先オートで代替してくれるわけだから、マニュアルが必要かどうか、そもそも疑問だ。
絞りとシャッタースピードの関係は相対的に1:1なのだから……。 XDやXEに比べて安価に入手できるXG-S。プラスチック外装とはいえ、塗装は上質。カメラの機能から考えてもとてもお買い得だと思う。ロッコールレンズを楽しむ1台目としてもお勧めしたい。
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