学生時代の友人HとSKYPEで話をした。置き薬を生業とする彼は、全国を点々とすることが多く、どれだけ話をしても無料のSKYPEは、なんともありがたい存在だ。
で、ランスキー ナイフシャープナーである。キャンプに子供を連れ出すようになった20年程前、子供と一緒の弓矢やら竹とんぼだのの遊び道具作りやちょっとした料理、薪の小枝払いなどなど、大小のナイフは必需品だった。まめに使えば、切れ味が落ちるのも早い。当然のように生来の性格ゆえのお道具探しが始まった。そんな時、画期的!と思えたのがランスキーのシステムだった。
一定の角度に砥石をセットでき、キャンプ道具と一緒に持って行けるコン パクトさも魅力的だった。なにしろ本格的な砥石を何本も揃えるより手ごろな価格 で粗砥から仕上砥まで揃う点にも惹かれた。これなら簡単に歯研ぎができるぞっ! と思った僕は、早速キャンプ用品店へ。
手に入れてから、自宅にあるナイフはもちろん、普段は使わない包丁まで、刃物と名の付くものはぜーんぶ研いだ。研いで研いで研ぎまくった。それまで大して研いではいないのだから、スパッと切れるようになったなぁと実感した。が、考えてみると、刃渡りの長いものでは1点を支点として一定の角度で研いだのでは、角度に差が出てしまう。それを防ぐには、ナイフを挟み込むホルダーの位置をずらしながら研がなければいけない。これがなんとも面倒だ。なんとかもっと簡単に研げる方法はないものか? と思案している折、前述の友人宅にたまたま遊びに行ったのである。
その時彼の部屋で私の目に留まったモノは……。砥石である。それもゴッツイ! デッカイ! 四角いやつ。包丁研いでるの? と尋ねる私に、「包丁も蛤刃のナイフもみんな研ぐよ。研いでると気持ちが落ち着くからねぇ」と彼。実際に研いだ刃物を見せてもらったのだが、髪でも紙でもスーッと刃が入る。刃物の質もあるのだろうけど、吸い付くように切れちゃうんですよ。正直、ちとショック!
刃物は砥石で研ぐ! 当たり前のことなんだけど、道具に溺れるとその当たり前のことが見えなくなっちゃうんですよねぇ。
ということで、ランスキーのナイフシャープナー。簡易的に刃渡りの短い小型ナイフ研ぐにはいいのだけれど、やっぱり砥石には敵わないというお話でした。まぁ、20年近くたって同じものがまだまだ売られている完成した道具ではあるのだけどね。
ちなみにH君、その後会社での仕事のかたわら高級包丁の販売と研ぎをアルバイトでこなし好評を博していたというのは後日談。
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