ソロ用から、ファミリー向けまで、それなりに色んなテントを使ってきたけれど、素直に一番のお気に入りと言えるのが、今は亡きリッチウェルのノームだ。ノームについては以前にちらっと書いたのだけど、久しぶりに張ってみたので、実際の張り具合をご覧いただきながら、ご報告します。
このテント、買ってから何年経つのかなぁ?と思うぐらい使っているのだけれど、ほとんど不満はない。また、これと言った損傷部分も出てこない優れもののテントなのだ。
我が家にある他のテントは、使用頻度が低い癖に防水コートが劣化してヌチャヌチャになったり、フライが紫外線で脆くなって裂けたりとそれなりにきちんとダメになっていくの になぁと不思議な気分。先日のキャンプで張ってみたのでご紹介します。
ポールはメイン4本、フライ用サブ1本のジオシデック構造。とはいえ、なるべく使いやすい長方形に近いフロアを作るため、少々変則的なもの。シングルウォールでエキスペディションテントを作るビブラーのボムシェルターも似たようなポールの取り回し。実際、体重70キロ超の私が軽くもたれても、支える強度はある(壊れるといけないので本気でもたれかかれません。ゴメン)。ポールを通すスリーブ は、片側からの袋構造。スリーブと本体の接続はメッシュが使われていてフライ内の通気を考えたもの。
また、ポール先端にはプラスチックのボールが付き、スリーブ内を滑りやすいのもいい。フライには、前後の出入り口丈夫に吹流しが付き、季節や天候に応じて換気ができる。また、フライの両サイドは、テープとバックルで長さ調整できるようになっていて、大きく張り出すと夏場の風通しも良い。
フライと本体の間は10センチほど離れていて、前述のス リーブのメッシュとあいまって、結露しにくい構造。また、結露してもインナーに触れることが無いのもありがたい。
インナーは、前後同サイズの入り口がC型のフラップで付く。サイド部分両側には大型の長円形の窓が付き、前後左右のメッシュ全開でかなりの風通しを得ることができる。
また、小物ポケット4個に天井部分にはギアハンモックを装備。各部の縫い代は大きく取られ、すべて二重縫いが施されている。見た目のシンプルさからは想像できないぐらい手の込んだ作りだと思う。
そして、悪天候に備えて、インナーポール4箇所からガイラインを外部に出しペグダウンすることができる。フライからも4本ペグダウンできるので、相当な風でも揺らぐことなく風をやり過ごすことができた。 実際、台風の夜を何度かこのテントで体験したが、大きな不安も無く過ごすことができた。まぁ、巨大な物体が吹き飛んできたら、テントなど何の役にも立たないので、もちろん撤退した方が無難です。
以前、ポールがグラスファイバー製のテントで強風の中 一夜を過ごしたが、寝ている顔面近くまでウォールが迫り、とても寝ていられる状態ではなかった。それ以来、そのメーカーのテントは、買う気にならない。このテントを作った人物が、スノーピークの製品に関わっていると思うと、次に買うテントはスノーピークかなぁ? とは思うのだけれど、なかなか一歩が踏み出せない。貧乏だからなんでしょうねぇ。きっと。
なんだか全部きちんと紹介しようと思ったら長くなってしまいました。乱文陳謝!
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