アウトドアでの調理器具として、野趣あふれる使い方ができるダッチオーブンが人気だ。我が家でも、二つのダッチとスキレットを使っている。オーブン料理はもちろん、煮込みから、揚げ物までなんでもこなせる便利な鍋だと思う。ただ、難点は重いこと。
重い鍋で思い出したのがル・クルーゼの鍋である。奥様方に人気のル・クルーゼなのだけれど、この鍋もとんでもなく重い。ダッチと同じ鋳物で、琺瑯仕上げの家庭用の鍋だから、重くて当然なのですよね。 家で使っているものは、鍋の蓋に摘みが無く凹んでいるデュッフというシリーズ。右のオレンジ色のものが20数年前に買い求めたもの(ル・クルーゼに吸収されたクーザンス社のもの)。あまりの料理の仕上がりの良さに、子供の成長もあってより大きな左の赤色のものをそれから何年か経って追加した。
本当は、真ん中が膨らんで周囲に凹みがあるオレンジと同じデザインのものが欲しかったのだけれど、その時すでに生産中止になっていた。
この鍋を買う際、店の女性が「フランスでは、この鍋をそ のままオーブンの中に入れて使うし、蓋の上に炭を載せてオーブン代わりにも使うんですよ」と説明してくれたのを覚えている。それってダッチオーブンと同じ使い方ってことですよね。当時それなりに高価な物だったのでとてもそんな使い方をする勇気が出ず、今に至っているわけだが、琺瑯も欠け始めてしまった今なら、チャレンジしてもいいかもと密かに思っている。多分家内の許しは出ないのだろうなぁ……。
家庭で普通に使う場合には、蓋の凹みに水や氷を入れると、内部の水蒸気が蓋で冷やされ雫になって鍋に戻る。煮物や煮込み料理をすると煮崩れず、野菜本来の味の残る仕上がりとなる。凹みの無いル・クルーゼとは一味違った仕上がりとなります。
デュッフタイプのル・クルーゼは、現在でも入手可能。錆を気にせず、家庭でダッチ気分を味わえるという意味でもおすすめです。
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