今週末からの連休でキャンプに出かけることになっているのだけれど、昨日来、なんだか妙にテントを張りたい気分。こうなるとほとんど病気。夕暮れ迫る近所の公園で2張りほど張ってまいりました。アタフタとテントを張っては、中に寝転がり、片付け、次のテントを張る。どこからどう見ても怪しいおっさんなのですよねぇ。しかも平日……。
まず、ひと張り目は、アライテントのエアライズ2。人力移動で使うテントとしては、超がつくほどスタンダードな製品。奇抜な発想はまったくないのだけれど、必要にして十分。基 本性能にこだわった優秀なテントだと思う。
ポール構造は、片側スリーブのX字タイプ。インナーテントとフライで構成されるダブルウォールタイプなのだけれど、僕は、畳むときも常にフライは付けっぱなしだ。というのも、入り口と反対方向のフライ接続部分はバックルで固定するタイプなので、付けたまま畳んでおけば、入り口方向のポールスリーブからポールをスルスルと入れ込むだけで、あっという間に立ち上がる。後は、フライ前部分のs管を本体のグロメットに引っ掛け、最低3箇所ペグダウンすれば利用可能になる。
強風時のガイラインのペグダウンもフレームから4本張ることができ、必要にして十分なものだ。
僕のモデルは、94年とかな~り古いタイプなのだけれど、アライテントのホームページを見たところ、フライはもちろん、ポールや本体まで、現行モデルと流用可能。
最新のエアライズは、東レ『ファリーロ』中空糸を本体に使用したことで、テント重量がこれまでよりも、各サイズとも約100g軽くなっているという。また、エアハーキュリーフレームと呼ばれるスカンジウム含有のポールを採用したことで、僕のものより20パーセント軽量だという。つまりは、ポールと本体を変えることで現行モデルと同じ仕様にすることも可能。それではフライしか残らないので新調した方が早いかもしれない。
大切なのは、十数年経ってもパーツだけの交換で使い続けることができるベーシックさだ。サイズは一切変えず、新たな素材が開発されれば、素材は柔軟に取り入れていく。完成したデザインのテントだからこそできることなのだよね。
このテントを買うにあたって、ゴアテックスなど浸透性素 材を使ったテントも検討したのだが、シングルウォールテントは、雨で停滞せざるをえないときに、テント内で煮炊きするしかなく辛い。テント単体でもエアライズと同程度か重く、フライを追加するとさらに重くなるという理由で結局見送った。
思うにダブルウォールテントよりも重いシングルウォールのテントの優位性って、フライを使用した極限られた条件s下でしかないのではないかと思う。一般的に使うには価格と重さのデメリットを埋め合わせるほどのものでもない。実 際、ゴアテックス素材でも、煮炊きすれば結露はするし、厳冬期につかえば、ゴアテックスのウォールを抜け出る前に内壁で凍りつく。
ただ、近頃気になるテントが発売されている。モンベルが発売したマイティドーム1や、ICI石井スポーツのゴアXだ。。浸透性を持つ素材を使ったXフレームのシングルウォールテントなのだが、本体と張り綱、ペグを含む重量は、マイティドーム1で1550g。フライの重量が490gとなる。ゴアライトXなら、1400グラムほどで収まりそうだ。
ほぼ同じサイズのエアライズが1560gであるから、ようやくエアライズと比較検討しても良いレベルになってきたかなぁと思う。いずれにせよ、その分、フライを潔く諦める必要はあるのだけどね。
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