キャンプでの寝心地を左右する道具には、寝袋の他にも重要なものがある。そうですマットです。学生時代、四季を問わず考古学の発掘作業をしていたのだが、冬場、剥き出しの大地に這いつくばって作業をしていると、どれだけ着込んでいてもジンジンと冷え込んでくる。カイロを忍ばせようが、一杯引っ掛けようが、地面の冷たさにはかなわないということを身をもって知っている。
キャンプの場合も地面からの冷えをどれだけ遮れるかが、大きなポイントとなる。寝袋がどれだけ高機能でも、寝てしまえば体の下側はペシャンコ、マットが無ければ、到底寝られたものではない。キャンプ用のマットには、クッションとしての機能はもちろんだが断熱材としての機能が求められるのだ。
我が家の場合は、テントの下にアルミ蒸着シートを引き込み、テント内に1ミリ厚銀シート、キルティングマット、その上にウレタンフォーム封入型のセルフインフレータブルマットを人数分敷いている。空気の栓をあければ、ある程度まで自分で膨らんでくれるこのマット。使い始めると手放せないアイテムとなる。
今使っているのは、キャラバン製の4本と、カスケードデ
ザインのサーマレストULロング、2/3。サーマレストはとっても古いタイプだけれど、空気が抜けることもなく、普通に使えている。キャラバンのものは、1本3500円ほどで売られていたので、本当はカスケードデザインのものが欲しかったのだが、妥協。結果から見れば、全くその性能で満足している。オートキャンプだから、少々重くても何の問題も無いのだ。
このマットを使い始める以前は、銀マットやエアーマットを使っていたのだが、銀マットはどうしてもかさばる。銀マット1枚分の体積で4本分のインフレータブルマットと同じぐらいの按配だ。エアーマットは、電動ポンプでエアを入れても時間がかかる上、夜中に空気漏れで目覚めること数度。あきれ果てて処分した。
インフレータブルにせよ、普通のエアマットにせよ、重要なことは、マットの上部に体で温められた空気の層ができるということ。温められた空気層のおかげで寝心地も良く、暖かく眠れるのだ。キャラバンは、もう販売していないけれど、コールマンや、イスカなど、比較的安価に入手できるインフレータブルのマットもある。長くキャンプを続けるつもりなら、検討してみる価値は大いにあると思う。
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