カメラ趣味が高じていくと、35ミリフィルムではなんだか飽き足らなくなって、ブローニーフィルムを使ったカメラが欲しくなる。とあるカメラマン氏は、「この写真で決めてやろうと勝負をかける時は、35ミリじゃだめ。4×5や8×10、少なくともブローニーじゃないと、クライアントに気合が伝わらないよ」とかつて語っていたのだが、僕のようなへっぽこカメラ好きが撮っても、ブローニーフィルムで撮ると、何やら作品風に見えてくるから不思議なものだ。
とはいえ、ブローニーフィルムを使ったカメラは、古いも のでもそれなりのお値段がする。本当のことをいえば、ハッセルブラッドとか持ってみたいとは思うのだが、あれこれ手を出して散財する一般人としては、到底高値の花。で、使っているのは、ペンタックスの古~い6×7というカメラ。フィルムバックは付いていないし、露出計も無いフルマニュアル機。手に持てばズシッと重い手応えにきちんとした写真を撮らなきゃと身が引き締まる思いがする製品だ。ひとたびシャッターを押せば、巨大なシャッターのバシャンという音も心地いい。(振動そのものは、それほど大きくは無
い)
他にも使いやすい機種は沢山存在すると思う。でも、35ミリ一眼レフをそのままデッカくしてしまいましたとさ、というその潔さというか雰囲気が好きなのですよね。この機種以降も67、67Ⅱなど、より使いやすくなった進化形もあるのだけれど、値段を考えるとコレぐらいが分相応。きちんと写真撮れますから……。問題は、なにしろ30年近くも前のカメラだけに、その時代のレンズには、コーティングが黄色く変色しているものが多いということ。うちの1本も黄色く変色し て、ナチュラルフィルター状態。カラー写真は撮れません。
★人気ブログランキングに参加してみました。面白かった、役に立ったと思ったら、下のリンクをプチッと一押しお願いします。励みにより面白く役に立つよう頑張りますっ★
0 件のコメント:
コメントを投稿