2006年10月31日火曜日

ゼンマイ巻き巻き、リコーのAD-1は、愛嬌ある優等生だと思う

Img_1081 折角読者の方から励ましのお便りをいただいたので(なんか雑誌みたいだぞっ)、気をよくして寂しさ吹き飛んでしまいました、ありがとございます。
 さて、まずはキャンプ道具話を楽しみにしていただいている方には、申し訳ない一品。沈胴デザインで人気のFF1の発売の翌80年、オートハーフなどゼンマイ仕掛けカメラを作らせたら右に出るものは居ないのでは? というリコーが、積み上げたゼンマイ仕掛け技術の集大成として出した35ミリフルサイズカメラのAD-1だ。日付機能も付いている Img_1079けれど、当然のごとく懐かしのダイヤル式。設定されている年は79~93年までなので、次に年を写し込めるのは、指折り数えて73年後。少なくとも、僕は生きてないってことですね。
 35ミリでF2.8と広角寄りのカラーリケノンレンズを積んだゾーンフォーカスのプログラムAE機なのだが、一番の特徴は、やっぱりゼンマイ仕掛けでジィ~ジコ自動でフィルムを巻き上げてくれるところ。しかも、初となる連写機能付き。現状、目一杯ゼンマイを巻いて連写モードでシャッターを Img_1078押し続けると13枚撮影可能。押し始めは、秒間2コマ、最後の方は秒間1コマ程度と徐々に遅くなっていくのが、ゼンマイ仕掛けのロボットよろしく親しみが持てる。シャッターボタンを押しながら、思わず頑張れと声をかけてたくなる健気さだ。Sモードに切り替えれば、もちろんシングル撮影ということになる。
 マットブラックの外装は、プラスチックを多用したものだけれど、FF-1と同時期の製品だけに、質感もきちんとしたもの。この時期のリコーのデザイン、シャープで近代的! かなり優れたプロダクトデザインだと思います。



Img_1077 リコーのレンズは、発色、解像度ともに良いなぁと感心することしきり。このAD-1もその例にもれない。しかも、35ミリというスナップカメラとして使いやすい画角も魅力だと思う。
 人気が高く、それに比例して、程度の良いものだとお値段もウナギ上りなオートハーフ系に比べ、フルサイズのゼンマイカメラは比較的安価に手に入る。ヤフオクの落札価格を見ていると、1000円台から入手可能。しかも、それなりに綺麗な固体が多い。注意点は、ゼンマイ命! これが折れていたのでは、修理はほぼ絶望的。ゼンマイ仕掛けImg_1076カメラ、おすすめです。(世間一般にはスプリングモーターというらしい)



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カメラやストーブ、ランタン磨きにクリーナー フリッツはおすすめ

Img_1061_1 日頃、ココログ標準装備のアクセス解析で読んでくださっている方が居るのだなぁと、励みにしているのですが、昨日来のシステム故障でアクセス表示はゼロ……。普段は、それほど気にしていなかったのですが、なんとも寂しい限り。開設以来、ゼロなんてなかったのになぁ。「ウサギは寂しいと死ぬけれど、オヤジも寂しいと死ぬんだよね」と名言を吐いたのは、漫画家の富樫やすたかさんだったかなぁ。そんな心境でございます。
 さて寂しいときには、カメラやランタンを磨きましょう! Img_1063 金属カメラは磨き甲斐があるのですよ。キラーンって感じで磨いた部分がわかりやすいのも良いですねぇ。
 とはいえ、クリーナー選びには気を使うところ。研磨剤が入っていたのでは、行く末は地金が出てきてしまうし、折角の梨地仕上げが磨耗しても困ります。僕が長いこと愛用しているのが、フリッツという西ドイツで生まれた(いつの時代?と思うけど、そうプリントされている)クリーナー。パッケージングは、なぜかアメリカなのですが。これが不思議なぐらい良く落ちる。研磨剤はフリーで、しかも磨いた後はImg_1065 コーティングされて、汚れが付きにくいという製品。コーティングの方は、どうかなぁ?と微妙に眉唾なのだけれど、汚れは落ちるのですよね。以前は、TVショッピングでも買えたのですが、近頃はほとんど見かけません。どこかで見かけたら買ってみましょう。値段の目安は、アメリカでは、50g入りチューブで17ドル程度。意外にお高いのが難点ですが、期待は裏切りません。



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ユニークなテントデザインが光る シングルウォールとダブルウォールの融合 ビブラー BiblerのPinon

Img_1042_1 今を去ること何年前かは忘れたが、ちょうどリッチウェルのテント、ノームを買おうかどうしようか考えていた頃、候補として気になっていたテントが二つある。一つは、お約束的にモスのアンコール。これは、前室も無く、魚座型フレームの上部に水溜りができているテントを見て断念。もう一つがビブラー社が製造しているエクスペディション用シングルウォールテント、ボムシェルターだ。シングルウォールテントながら、効率的に床面積を稼ぎ出す変形ジオシテックデザイン。こりゃぁなかなImg_1044か、いけまっせと買う気満々。で もお値段軽く10万円オーバー。安く買えればなぁ……とあれこれ思案していた矢先、アメリカ行きの仕事が来た。ラッキーとばかりに、アメリカへ。
 ところが、ロサンゼルス郊外のショップに入って、ビビッとくるテントを発見してしまったのだ。同じビブラー社のJuniperとPinonがそれ。同じデザインでJuniperが3人用、Pinonが二人用となる。このテントのデザインは、なんとも面白かった。シングルウォールとダブルウォールを組み合わせた形。本体部分はシングルウォールで、左右の入りImg_1043 口にフライのように大きな前室が付く。内部の本体両サイドはオールメッシュで、メッシュには各6個のポケットがあり、前室部分には、テント内に持ち込みたくはないが、地べたには置きたくない物を置くスペースがある。
ポールは同じ長さのものが全部で3本。2本のポールをX字に組み、内部から押し上げてベルクロで止める。残りの1本が両サイドの前室を形作る構造だ。積雪期に使おうとは思わないが、晩秋の低地までは、問題なく使える3シーズン仕様。
Img_1048 買おうかと思っていたボムシェルターは、記憶の果てに遠ざかり、気 が付けば、3人用、2人用の二つを抱えレジに並ぶ人となっていた。5人用のテントを買うつもりできたからと言うわけでもないのだけれどね……。
 気になる使い心地だけれど、率直に言って良いです。サイドが全面メッシュなので寒いのでは? などと心配したけれど、フライがあるので問題無し。濡れたザックをテント内持ち込まなくて済むし、サイドウォールのポケットは、少しばかり数が多いと思うけれど、便利なことこの上ない。
Img_1047 問題は、かなり必死に目止め加工をしないと縫い目部分 から浸水します。最初に使ったときは、一応目止め処理をしたはずなのにエライ目に遭いました。夜中、ふと寒さに気が付くと、夜半から降り出した雨のためバスタブ状のフロアが真面目にバスタブ状態。まともに寝られたものではなかったのです。アメリカ製テントは、シームが不完全なものが多いのでご用心を。
 シングルウォール部分の素材は、ビブラー社オリジナルのトッドテックス。裏地が起毛された浸透圧素材なのだけれど、これもなかなか良い。雨天時にテント内で煮炊きしても結露無し。上部に作られたベンチレーターも機能しているのだろうけれど、起毛素材は結露しにくいのだと思う。ちなみにこのテント、後で知ったのだが、バックパッカー誌のエディターズチョイスを受賞している。現在は、残念ながら生産中止。小さなテントは、ガルーダにしても、このビブラーにしても、面白いデザインのテントが多いなぁと思う。
ガルーダ、欲しかったなぁ……。



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コイツはいいねぇ 新富士バーナー ポケットトーチ

Img_1054 新富士バーナーの製品は、G'zバーナーにしても、Gランプにしても優れたアイデアが光るけれど、実際にアウトドアで使う道具としては、僕にとってハテナマークがいくつも浮かんでは消える製品だと、書いた。では、全部ダメなのか?といえば、お気に入りの製品もある。Gランプの最後で触れた、ポケットトーチがそれ。大型ディスカウント店で手に入れたものだけれど、ディスポーザブルのガスライターを中に収納してそのガスを燃料として使う小型のガストーチだ。炭熾しなどの重労働は荷が重いが、いわゆる焚き火Img_1059 やストーブの点火には風にも強く、コンパクト、かつてはガスライターがどこでも手に入るなど、非常に優れたアイデアの製品だと思う。
 唯一、近頃の問題は、純正?として指定されている東海製の火打ち石タイプのガスライターをあまり見かけなくなったこと。圧電素子タイプが増えてしまっているのですよね。
 アウトドアにお出かけの際には、持っているとなんとなく心強い製品だと思う。 もちろん花火の点火にもイケマッセッ!



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人力移動テントの完成形! アライ エアライズ

Img_1050  今週末からの連休でキャンプに出かけることになっているのだけれど、昨日来、なんだか妙にテントを張りたい気分。こうなるとほとんど病気。夕暮れ迫る近所の公園で2張りほど張ってまいりました。アタフタとテントを張っては、中に寝転がり、片付け、次のテントを張る。どこからどう見ても怪しいおっさんなのですよねぇ。しかも平日……。
まず、ひと張り目は、アライテントのエアライズ2。人力移動で使うテントとしては、超がつくほどスタンダードな製品。奇抜な発想はまったくないのだけれど、必要にして十分。基 Img_1051本性能にこだわった優秀なテントだと思う。
ポール構造は、片側スリーブのX字タイプ。インナーテントとフライで構成されるダブルウォールタイプなのだけれど、僕は、畳むときも常にフライは付けっぱなしだ。というのも、入り口と反対方向のフライ接続部分はバックルで固定するタイプなので、付けたまま畳んでおけば、入り口方向のポールスリーブからポールをスルスルと入れ込むだけで、あっという間に立ち上がる。後は、フライ前部分のs管を本体のグロメットに引っ掛け、最低3箇所ペグダウンすれば利用可能になる。
 強風時のガイラインのペグダウンもフレームから4本張ることができ、必要にして十分なものだ。
僕のモデルは、94年とかな~り古いタイプなのだけれど、アライテントのホームページを見たところ、フライはもちろん、ポールや本体まで、現行モデルと流用可能。
最新のエアライズは、東レ『ファリーロ』中空糸を本体に使用したことで、テント重量がこれまでよりも、各サイズとも約100g軽くなっているという。また、エアハーキュリーフレームと呼ばれるスカンジウム含有のポールを採用したことで、僕のものより20パーセントImg_1049軽量だという。つまりは、ポールと本体を変えることで現行モデルと同じ仕様にすることも可能。それではフライしか残らないので新調した方が早いかもしれない。
 大切なのは、十数年経ってもパーツだけの交換で使い続けることができるベーシックさだ。サイズは一切変えず、新たな素材が開発されれば、素材は柔軟に取り入れていく。完成したデザインのテントだからこそできることなのだよね。
 このテントを買うにあたって、ゴアテックスなど浸透性素Img_1052 材を使ったテントも検討したのだが、シングルウォールテントは、雨で停滞せざるをえないときに、テント内で煮炊きするしかなく辛い。テント単体でもエアライズと同程度か重く、フライを追加するとさらに重くなるという理由で結局見送った。
 思うにダブルウォールテントよりも重いシングルウォールのテントの優位性って、フライを使用した極限られた条件s下でしかないのではないかと思う。一般的に使うには価格と重さのデメリットを埋め合わせるほどのものでもない。実Img_1053 際、ゴアテックス素材でも、煮炊きすれば結露はするし、厳冬期につかえば、ゴアテックスのウォールを抜け出る前に内壁で凍りつく。
 ただ、近頃気になるテントが発売されている。モンベルが発売したマイティドーム1や、ICI石井スポーツのゴアXだ。。浸透性を持つ素材を使ったXフレームのシングルウォールテントなのだが、本体と張り綱、ペグを含む重量は、マイティドーム1で1550g。フライの重量が490gとなる。ゴアライトXなら、1400グラムほどで収まりそうだ。
ほぼ同じサイズのエアライズが1560gであるから、ようやくエアライズと比較検討しても良いレベルになってきたかなぁと思う。いずれにせよ、その分、フライを潔く諦める必要はあるのだけどね。


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面白いけど実用性に難あり。SOTO GランプSTG-22

Img_1035ランタン系、ストーブ系と火の着く物が好きな私、とはいえ、一応は考えてから手に入れ、それなりに存在価値を認めてしまうので、本気で散在しちゃったなぁと後悔する製品って実はほとんどない。たとえば、ランタンなら、テーブルランプとしてとか、ソロキャンプでとか、晩酌の肴にとか、ソレなりの機能、ソレなりの魅力を理解しようとしてしまうのだ。でも、やっぱり後悔してしまう製品もあるのですよねぇ。
 どうにも散財感が拭えないのが、SOTOのG'ZシリーズのGランプSTG-22R。この製品のセールスポイントは、マントル発光とキャンドル発光の2WAY発光が可能な充填式ランプということ。マントルを使えば、100ルックスの小型ランタンとして使え、操作を切り替えるとキャンドルランタンとしても使えるということ。しかも、充填式だから、ちょっとテーブルサイドにとか、ソロキャンプの灯りに最適!と思える製品である。









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 何が期待はずれかといえば、マントル発光はするものの、マントルはほぼ使い捨て?と思えるほどにすぐ壊れる。しかも、自動点火装置を備えているのだが、壊れ始めたマントルは、この点火ボタンを押し下げる毎に破損状態を悪化させる。それではとキャンドル発光させてみれば、炎が安定するように出力調整すると裸火がベンチレータの丸い穴から飛び出る感じ。これでは、ソロで使う時、危なくてテント内には持ち込めないし、風が吹けば炎が踊る。まぁ、テント内には持ち込まないのが建前としても、ちょっとなImg_1037_1 Img_1038ぁと思うわけです。使い捨てと考えるにしてもマントルも3枚入り定価680円と決してお安くはない設定。こちらもG'zバーナー同様、お蔵入り状態。
実用を考えず、雰囲気というのであれば、UCOのキャンドルランタンの方が何倍も良い雰囲気を出してくれると思う。まぁ、雰囲気の話は、人それぞれの好みもあるのですがね。
 Gランプ、文句ばかりを書いてしまったけれど、道具好きのハートをくすぐる部分が全く無いわけでは無い。前述の2WAY発光にせよ、オプションで用意されている蚊取マット対応のリフレクターにせよ、ホヤの交換方法にせよ、よく考えられていて、それが故に私も手に入れたのですよねぇ。これだけ考えることができる技術陣がいるのになぁ、なんで基本的な部分ではずすかなぁ?と残念でならないのですよ。新富士バーナーの製品としては、ポケットトーチも持っている。こちらは、なんの不満もない優れた製品だと思う。頑張れSOTOと言いたいなぁ。


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2006年10月28日土曜日

お片づけ生活3日目。1950年代のコールマン マントル発見。

Img_1034   お片づけ生活も佳境に入り、家人もスペースできてきたね。もうすぐじゃない?と、優しげな言葉をかけてくれるようになったのだが、片付けている本人にしてみれば、これからが大変なのですよねぇ。小間物を種類づつに整頓していかなければ……。先は長いというのが本音なのですよ。一見片付いた風のところは、こんな感じになっております。
 ある程度全貌が見えてくると、ここ数ヶ月行方知れずになっていたものも、あれやこれやと見つかり一人感慨に耽っている深夜であります。





 例えば、こんなものが……。
Img_10311950年代のコールマン用のシルクライト・マントル。以前古いコールマンを売っていただいたときに、おまけで付けてくれたもの。袋の中に当時の空気が閉じ込められているような気がして不思議な気分。アメ車でいえば、シボレのインパラやキャデラックのコンパチブルクーペ、初代コルベットなんかが走っていたんだよなぁなどと空想世界を彷徨っております。
Img_1032Img_1033_1 1個は使ってみたものの、それほど現行品と変わるわけ でもなく、ここまで使われずにきたと思うと使えずにいるのですよね。言ってみれば、僕にとってお酒片手の空想誘引アイテムってことなのです。


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巨大一眼レフ! 大迫力のペンタックス6×7

Img_1023 カメラ趣味が高じていくと、35ミリフィルムではなんだか飽き足らなくなって、ブローニーフィルムを使ったカメラが欲しくなる。とあるカメラマン氏は、「この写真で決めてやろうと勝負をかける時は、35ミリじゃだめ。4×5や8×10、少なくともブローニーじゃないと、クライアントに気合が伝わらないよ」とかつて語っていたのだが、僕のようなへっぽこカメラ好きが撮っても、ブローニーフィルムで撮ると、何やら作品風に見えてくるから不思議なものだ。
 とはいえ、ブローニーフィルムを使ったカメラは、古いもImg_1026 のでもそれなりのお値段がする。本当のことをいえば、ハッセルブラッドとか持ってみたいとは思うのだが、あれこれ手を出して散財する一般人としては、到底高値の花。で、使っているのは、ペンタックスの古~い6×7というカメラ。フィルムバックは付いていないし、露出計も無いフルマニュアル機。手に持てばズシッと重い手応えにきちんとした写真を撮らなきゃと身が引き締まる思いがする製品だ。ひとたびシャッターを押せば、巨大なシャッターのバシャンという音も心地いい。(振動そのものは、それほど大きくは無Img_1027 い)
 他にも使いやすい機種は沢山存在すると思う。でも、35ミリ一眼レフをそのままデッカくしてしまいましたとさ、というその潔さというか雰囲気が好きなのですよね。この機種以降も67、67Ⅱなど、より使いやすくなった進化形もあるのだけれど、値段を考えるとコレぐらいが分相応。きちんと写真撮れますから……。問題は、なにしろ30年近くも前のカメラだけに、その時代のレンズには、コーティングが黄色く変色しているものが多いということ。うちの1本も黄色く変色しImg_1028 て、ナチュラルフィルター状態。カラー写真は撮れません。


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グランテトラの水筒 高値にびっくり

Img_1029 先日、アルミ製水筒の話を書いた。グランテトラとか、マルキルとか、シンプルで保温も何にもできないけれど、最新の水筒には代え難い雰囲気がある。使い古したグランテトラを家人に廃棄されたしまったので、ヤフオクならあるかな?と探してみたのだけれど、とんでもない高値がついていて少しばかり驚いていた。その時点の価格は9000円超。一体幾らになるものやらと、本日落札された価格を見ると、2本で1万8500円! 手元に1本同じグランテトラがあるのだが、この値段を見てしまうと、使うのが何やら勿体なImg_1030 くもなってくる。何でも鑑定団で鑑定されたお宝を見て、ほぇっ!と、今までぞんざいに扱ってきたのに思わず磨いてしまうお父さん。そんな心境がわかった気がする。
 とはいえ、使ってやってこその道具、せいぜいフィールドに持ち出してやらなければなぁと思う。グランテトラ、値段にビックリ!というしょうもないお話でした。



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2006年10月27日金曜日

キャップだけでもお値打ち! トランギア マルチフューエルボトル

Img_1011 液体燃料系のストーブやランタンを使っていると、欲しいなと思うのがフューエルボトルだろう。まぁ、オートキャンプなら、コールマンのフューエル缶をそのまま持ち歩き、フィラーやファンネルでランタンやストーブに注げば良いのだけれど、その他のキャンプでは、どうしても予備燃料を持ち歩くボトルが必要になる。
 僕が使っているのは、お約束のMSR製。SIGにしようかとも思ったのだけれど、REIで安く買えたので、迷わずこちらを選択。975mlを2本と650mlを1本の構成だ。すべてを一度に持ち歩くことは、まず無いけれど、泊数と人数によって、組み合わせて持っていくことにしている。
 本当は、トランギアのマルチフューエルボトルが欲しかったのだけれど、すでにMSRがあるのでお見送り。かなり格好いいなぁと、散財魂がムクムクと持ち上がってくる。けれど、キャップ部分は以前スウェーデンに出かけた時に手に入れているので購入には踏み切れません。
 このキャップ、なかなかの優れもの。赤いキャップをクリクリと回して緩め、押し込むとバルブが開く構造。注いだ時の切れも良くとっても便利な逸品なのです。以前、国内でもこのキャップだけ売られていたのだけれど、今はボトルとImg_1013 のセット販売のみ。この使い勝手の良さを知ってしまうと、元に戻れぬ体に……。まぁ、MSRやSIGなどの、燃料ボトルをタンクに使う分離型ストーブだけしか使わないなら、何も問題ないのですけどね。
 一体型ストーブを使うなら、トランギアのマルチフューエルボトルはおすすめです。イワタニプリムスさん、キャップだけ売ってあげてぇ。なんだか、お願いばかりの今日この頃であります。



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トランギア ストームクッカーLがピタリと収まる大鍋で大人数でもOK!

Img_1007 トランギアの製品は、実用に徹していながら、その飾らぬデザインがとても良い味を出してくれている。お気に入りのアウトドアブランドの一つだ。ストームクッカーL TR-25-3を使っていて、もう一つ大鍋があったらいいのでは? と購入したのが、このBilly No. 501254だ。容量は、パーティ TR-29にセットされている大鍋と同じ4.5L。内部にそのままストームクッカーLを収納できるのも良いところ。鍋の弦を支える部分にさりげなくトランギアの刻印が……。こんなところも魅力的ですよね。
Img_1008  火力に若干不安が残るストームクッカーなのですが、こんな大鍋でもガスバーナー仕様で使えば、何の問題もなく煮炊きできるのです。本国では、標準のオプションとして用意されているガスバーナー、ぜひともイワタニプリムスさん扱ってもらえないものだろうかと常々思う。
 個人的は、ガソリンストーブ化も計画中。ウィスパーライトなら、十分入りそうなのでありますが、手持ちのウィスパーライトを潰すのは、ちょっと躊躇があります。現在、物色中。要らなくなったウィスパーライトがある方、ぜひ格安でImg_1010 ご提供いただけないでしょうか?



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2006年10月26日木曜日

味わいのアルミ水筒使ってます。グランテトラ、マルキルe.t.c.

Img_0993 テクテク歩いて野山に出かけるには、水筒は必需品。ナルゲンやプラティパスの水筒が出た時には、こりゃぁ画期的と素直に喜んだ。それまでは、エバニューあたりのポリタンクとアルミ水筒を組み合わせて出かけていたのだが、軽く、水を使うに従ってコンパクトになっていくプラティパスは、凄く便利だった。でも、月日が経つうちに、水入れはプラティパスやペットボトルを使うにしても、水筒は以前使っていたアルミ製のラ・グランテトラやマルキルの水筒を持ち歩くことが多くなった。
Img_0994  なぜって、汗だらだらの山歩き、ホッとひと息つくときに口にする水が、チューブでは、なんだか味気なかったから。
 飲み口が色々工夫された今どきの水筒も便利ではあるのだけれど、古い記憶が刷り込まれている僕にとっては、スイングタイプのキャップをプシュと開けて、グビッと飲む。そんな感覚が好きなのですよね。アルミにエナメル塗装仕上げ、内部はガラスコーティングされているから臭いが移らないのもお気に入りのポイント。お酒入れても全く大丈Img_0996夫。
 いくつもあったアルミの水筒なのだけど、我が家に残っているのは、写真のものたち。もっとあったよなぁと、先ほど 家内に聞くと「ベコベコでボコボコのは捨てたかも?」と気軽に答えてくれた。ベコベコでボコボコのものほど、あの時落としたとか妙に記憶に残っていて愛着があったりするんですよねぇ……。しばし脱力……。
同じものが手に入らないか、ネットで探してみたのだけれど、グランテトラのものは、とうの昔に販売中止、オークショImg_0997ンに出品されているものは大小2個で9000円オーバーの高値で進行中。とても買う気にはならんですよ。エンダースも見当たらない。とはいえ、マルキルやラーケンのものは、ま だ手に入るようだ。今のうちに買っておこうかととまた散財計画進行中。一番最後のポタボトルは、話の種に買ってみたものの、やはり使い勝手が良くなく、子供にも見放される始末。永久保存版ですかねぇ。



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旨さ際立ち、家庭でダッチ気分が味わえるル・クルーゼ デュッフ

Img_0998 アウトドアでの調理器具として、野趣あふれる使い方ができるダッチオーブンが人気だ。我が家でも、二つのダッチとスキレットを使っている。オーブン料理はもちろん、煮込みから、揚げ物までなんでもこなせる便利な鍋だと思う。ただ、難点は重いこと。
 重い鍋で思い出したのがル・クルーゼの鍋である。奥様方に人気のル・クルーゼなのだけれど、この鍋もとんでもなく重い。ダッチと同じ鋳物で、琺瑯仕上げの家庭用の鍋だから、重くて当然なのですよね。
Img_1004  家で使っているものは、鍋の蓋に摘みが無く凹んでいるデュッフというシリーズ。右のオレンジ色のものが20数年前に買い求めたもの(ル・クルーゼに吸収されたクーザンス社のもの)。あまりの料理の仕上がりの良さに、子供の成長もあってより大きな左の赤色のものをそれから何年か経って追加した。
 本当は、真ん中が膨らんで周囲に凹みがあるオレンジと同じデザインのものが欲しかったのだけれど、その時すでに生産中止になっていた。
 この鍋を買う際、店の女性が「フランスでは、この鍋をそImg_1005 のままオーブンの中に入れて使うし、蓋の上に炭を載せてオーブン代わりにも使うんですよ」と説明してくれたのを覚えている。それってダッチオーブンと同じ使い方ってことですよね。当時それなりに高価な物だったのでとてもそんな使い方をする勇気が出ず、今に至っているわけだが、琺瑯も欠け始めてしまった今なら、チャレンジしてもいいかもと密かに思っている。多分家内の許しは出ないのだろうなぁ……。
 家庭で普通に使う場合には、蓋の凹みに水や氷を入れると、内部の水蒸気が蓋で冷やされ雫になって鍋に戻る。煮物や煮込み料理をすると煮崩れず、野菜本来の味の残る仕上がりとなる。凹みの無いル・クルーゼとは一味違った仕上がりとなります。
 デュッフタイプのル・クルーゼは、現在でも入手可能。錆を気にせず、家庭でダッチ気分を味わえるという意味でもおすすめです。



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