一眼レフのファインダーを初めて覗いたのは、ペンタックスのSP。発売当時、爆発的に売れた42ミリユニバーサルマウントの大衆機だ。親父が無理して買ったものを気が付けば、目を盗んで持ち出し勝手に使っていたのだ。今を去ること30年以上も昔の話。写真好きの友人たちは、ミノルタのSRTやキヤノンのFTbなぞを使っていて、バヨネットタイプのマウントを持つカメラに憧れたのを覚えている。
今にして思えば、写真を撮るのにマウントがどうであろうとあまり関係ないことなのだが、レンズ交換の度にレンズをグルグルと回すペンタックスSPに比べて、カシーンとレンズ交換する様がなんとも格好良かったのですよね。このSP、いまだに現役で動いているが、今回は、ファインダーの見易さに度肝を抜かれたミノルタのXD-S。なにしろ本当にファインダーが見やすく、ピントの山もつかみ易い。覗いた人にしかわからない良さなのです。また、巻き上げ感の良さで定評のあるXE譲りの巻き上げレバーの作動感、シャッターレリーズの感触。ブラックボディの感触など、所有する喜びも含めて写真を撮る道具としての完成度が高いと思う。また、モーターワインダーを付けたこれは、縦位置でのバランスも良く、扱いやすさという点でも持ち出しやすい一眼レフだと言えると思う。
電子パーツを多様したカメラの常で、シャッタータイムラグの大きい個体が多いというが、私のXD-Sにその症状はまだ出ていない。できるだけ長く、現役でいてもらいたいものだ。
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